サプリメントの効果・副作用・摂取量について解説しています
ブロメラインは、パイナップルの果汁と茎から得られる酵素です。
ブロメラインは、痛みと炎症を軽減する効果があり、タンパク質を分解する効果もあることから、抗炎症剤や消化酵素として使用されます。
市販の抗炎症剤(鎮痛剤)、いわゆるNSAIDSといわれているものは、プロスタグランジンという痛みや炎症を引き起こす原因となる物質の分泌を抑えることで、痛みや炎症を軽減します。しかし、プロスタグランジンは胃を守る物質でもあるため、プロスタグランジンが少なくなると胃痛や胃潰瘍の原因になります。
これに対して、ブロメラインはフィブリノーゲンという炎症の原因となる物質を分解するプラスミンという物質を増やすことで、炎症を軽減します。
そのため、ブロメラインは、NSAIDSのように胃にダメージを与えない利点があります。
フィブリノーゲンとは、血液凝固に必要な物質ですが、過剰なフィブリノーゲンは凝血作用が強くなりすぎてしまい、血栓の増加や心疾患の原因になります。
そのため、過剰な血液凝固作用を低下させるためにブロメラインが使用されます。
また、運動選手などの激しい運動を行っている人に、運動後の筋肉痛を軽減するために使用されることもあります。
花粉症の症状を軽減するためにケルセチンと組み合わせて使用されることもあり、花粉症対策サプリメントにはブロメラインとケルセチンがともに含まれていることもあります。
妊娠中と母乳哺育中に対するブロメラインの使用については、ほとんど知られていません。
大事をとり、使用しないでください。
以下の用量は、科学的に研究されています。
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